2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

時代。

茨木のり子さんが亡くなったそうです。ついこないだの舞台で読ませていただいた詩「わたしが一番きれいだったとき」の作者です。彼女の詩をいくつも読んで、こんなすっきりはっきりした厳しい言葉を紡げる人ってうらやましいなあと思いました。つくられた頃…

ホテル・ルワンダ

映画好きの上司が、金曜の夜にマグロをつつきながらふと土日にみようと思っているその映画のタイトルを口にするまでわたしはまったくその存在を意識していなかった。「大量虐殺」と聞いて、つらそうな映画だなあ。それよりわたしゃまだSAYURIもMr.&Mrs.スミ…

週刊新潮50周年。わたし25周年。

週刊新潮が創刊50周年記念で特大号を出している。ふだん新潮派ではないのだが、創刊当時の「完全復刻版」と「別冊・黒い報告書」と「今週号」が3冊並べてあるのをみた次の瞬間、無類のプレミアム好きであるわたしは無意識に3冊まとめてレジに向かっていた。…

終わりこそ始めなれ

演劇が、終わりました。芸術に「完璧」は存在しない、と誰かが言っていた。けれどなんだかんだ言って本番で最高のものを持ってくる役者の魂に、同じ舞台上にいながらしにてわたしはいつも胸をうたれる。「このままでは、幕が降りない」10日前まで、芝居は…