週刊新潮50周年。わたし25周年。
週刊新潮が創刊50周年記念で特大号を出している。
ふだん新潮派ではないのだが、創刊当時の「完全復刻版」と「別冊・黒い報告書」と「今週号」が3冊並べてあるのをみた次の瞬間、無類のプレミアム好きであるわたしは無意識に3冊まとめてレジに向かっていた。
会社の中で読んでいると、仲良しの部長(昼ごはん時にビールをおごってくれる。コーヒーでいいのに)がうれしそうに近づいてきて昭和31年か〜俺まだ生まれてへんな〜古いな〜ここ、手書きやな〜など、大きな独り言。やさしいわたしはそれを受けて、
「うちも50周年に、こんなん出しましょうよ」
うちの新聞(フリーペーパー)は今年で35周年である。
そこへ、通りかかった他部署の女性部長が突然
「あっはっは〜もう創刊号なんて残ってへんやろ〜ないない〜」
とだけ言ってさわやかに去っていった。
えっ!私は耳を疑った。
そんなもん?そういうもんなの?まじで?
なんと、ドライな会社であることであるよ。ほんまかいな・・・。
もっと自分たちの発行する新聞を愛そうよ。その点、新潮はエラいよ。。。
「50年まで、この会社、ないやろ」
ああっ部長!スタコラ。
・・・・わたし、倉庫探してみるよ。うん、それがいいよ・・・。
明日から、発掘作業員として出勤します。
ちなみに「黒い報告書」の最近の事件をヒントにして創作されたいろんな作家の書き下ろし小説は価値あり。重松清が濡れ場を書いている・・・。オオ。