阿佐ヶ谷スパイダース

本多劇場で一足お先にみちゃいました。関西のみなさんすいません。

長塚圭史の作品をみるのははじめてですが、とても痛々しいお芝居で気に入りました。
「どうしようもない人」というのが舞台上にたくさん出て来て、それぞれの世界を守ろうともがけばもがくほど悪循環、みたいな、「どうしようもないお芝居」で、観終わったあととても暗〜い気持ちになるのですが、それはなんだか忘れられない夢に似た、とろりとした甘さと悲しさが混在する舞台。
※笑える部分もたくさんあるんですよ。

足下にも及びませんが、自分、大学生のときこの手の芝居をよくやってたので、やっぱりわたしはアウトローなんだろうかとまじで考えこみ、ポップっていいなあと落ち込み、あたたかいコーヒーと煙草の前で、友もやはりそんなことを考えたのかどうだかわからんのだが、(ラップ調)

劇団「妥協」というのをつくろうと思う、と話をはじめた。
さまざまな圧力のある世間に対してどう妥協して生きて行くかを真剣に考えぬく劇団らしい。
ぜひ、入れてくれと頼んだ。
わたしは劇団「妥協」の看板女優になる。

因に、阿佐ヶ谷〜のタイトルは「イヌの日」。一匹たりともイヌは出てきません。おもしろそうでしょ?大阪は来週、それから仙台、福井、名古屋、新潟、福岡、広島といろんなところでこの負のエネルギーをまき散らすようです。八嶋智人はんこの期間テレビ出られへんで大丈夫やろか。