マイ・スピリチュアル

ひさびさにお芝居をハシゴ。MONOの「相対的浮世絵」、大人計画の「イケニエの人」。
3000円のMONOで10回、6200円の大人計画で5回笑った。1笑いあたりの差額940円。MONOは大人計画のおよそ4倍の価値があった、ということになる。

MONOについては最近劇団員が4人抜けました、という悲観的な暴露話がパンフに。(たしかに皆貧乏そうです。)ただ、どう考えても笑えない状況の中笑わせる芝居、という技術に拍手。土田さんの脚本の「約三十の嘘」は中谷美紀や椎名きっぺー、妻夫木くんなんかが出る映画になり、もうすぐ公開。楽しみ。

大人計画。まず、厚生年金会館の舞台広すぎ。稽古時間少なかったんじゃないの、と思ってしまうほどクドカンのギャグもさえなかったし、寒い役の顔田顔彦が本当に寒いまま終わってた。少し悲しかった。
ただ、受付から少し離れた所で松尾スズキの関連書籍が売られていて、多分厚生年金会館の従業員の女の子が「今お買い上げいただくと、特製『ゲロ袋』差し上げておりまーす・・・」とか言わされており、「ゲロ袋」という声だけ若干小さく、ちょっとかわいそうでウケた。

お芝居に行くと必ずパンフに挟まれた他劇団のチラシの束を手に入れることができるのですが、その中に江原啓之スピリチュアル・ヴォイス」というチラシを発見。江原さんが天使のような白のタキシード上下で青空バックに微笑んでいる。ひ、惹かれる。

まあなんだかんだと文句いいつつも私の中のホルモンは活性化した一日でした。