一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT」 全国ツアー

同じ芝居を2回以上みる。

というのは、よく考えたら高校3年生のとき以来かもしれない。
2回みて、大学生になったらこの劇団に入ろうとを決めた。

10年以上前の話で、舞台にあがることはなくなったけれど
結局私はまだ芝居とつきあっている。

5年前から関わらせてもらっている大阪・日本橋の「インディペンデントシアター」という劇場で、
一人芝居フェスティバルが始まっている。

一人芝居というと、白石加代子とかイッセー尾形(古いか?)くらいしか思いつかない人も
いるかもしれない。

いやいや。同世代の役者による、危険なほど愉快な一人芝居フェスティバルなのだ。
フェスティバル自体は毎年行われているが、
今年は10年目の節目ということで過去5年間に上演された中から、
プロデューサーの相内さんがセレクトした10作品を再演する

「INDEPENDENT」

が木曜からはじまっている。


わけあって、全ユニットのパンフレットインタビューを書かせていただくことになり、
ほれっぽい私は、インタビューを書いた10組のことが大好きになってしまい
期間中は、仕事を放り出して、今日も明日も劇場に通いつめる。

大阪は、土日完売。

東京は8月4日(木)〜7日(日)@こまばアゴラ劇場
仙台は8月20日(土)、21日(日)@仙台市市民活動サポートセンター
福岡は8月27日(土)、28日(日)@ぽんプラザホール
札幌は9月3日(土)、4日(日)@コンカリーニョ
三重は9月9日(金)、10日(土)@三重県文化会館小ホール
沖縄は9月16日(金)、17日(土)@桜坂劇場

一劇場プロデュースの芝居が、全国ツアーなんて前代未聞だ。
騙されたと思って、みにいってほしい。

クオリティは、どのユニットも素晴らしい。
個人的には、加藤智之の「マラソロ」、玉置玲央の「いまさらキスシーン」、
山田百次の「或るめぐらの話」は、ちょっと頭を殴られたような気分になった。

公演終わりに、毎夜酒を酌み交わしながら話している。
何かと戦う人たちの姿はこれほどにかっこいいものかと、電流の走るような思いでいる。




蛍光灯のついた劇場。
ビールを片手に、客席側から自分の立つ舞台を見つめる背中。