我はおなごなりけるものを

妊娠しなかった卵子が今月もおりてきて、その経血をみるたびに女であることにふーんと思う。

なにくわぬ顔をしていても女という仮面の下に男には決してみせることのない顔が隠れている。

いくら打ち明け話をしてわかりあったような気になっても、詮索と嫉妬、願望、妄想、牽制と虚勢がうずまくのはいつも女、女、女。

あたたかい昼さがり、女同士でランチにでかけ会話とは別に美しい音楽のように重く静かに流れる気持ちのかさなりを耳にしてああ私は私たちは一生女だ、とあきらめに近い思い甘い、頭痛のような感覚に襲われる。

ひさびさにお芝居に出ます。

私とは別の、しかし女の人を演じます。
樋口一葉たけくらべ」で描かれた吉原と、京都の島原に生きる女の人たちの物語。

「我は女なりけるものを」

3月22日(土)11時、15時
23日(日)15時

西陣ファクトリーガーデンにて

客席に限りあるため一応完全予約制です。23日はほぼ完売となっています。
私と連絡の取れる人は来場日時、人数をお知らせ下さい。
私と連絡を取りたくない人はHPからお申し込み下さい。
いずれも料金は1500円です。