ねずみの国についての考察

27年間、ミッキーマウスというねずみをバカにしていました。

そんなわたしをねずみランドに連れて行くという奇特な友人がおりまして。

本音を言うと
幼い頃「ここがディズニーランドだ」と入り口を見せてもらい
5秒くらいで帰らされた記憶がトラウマとなり、
オトナになってからまさか「行ったことない」と告白する機会もなく
肌色のねずみを「ミッキー」と呼べず
つらい日々を過ごしていました。

ランドに足を踏み入れた私は
初めて天下一品のラーメンを食べたときとか
カップヌードルを食べたときとか
てりやきマックバーガーを食べたとき
とは比べものにならないほどそれはそれは
麻薬をうたれたハツカネズミのように一瞬で最高潮のテンションに。

しかし当然のことながら、昨日は土曜でしたので
おびただしい数の人間と人間の子供、ベビーカーが押し寄せており
何をするにも尋常ならぬ待ち時間と忍耐力が必要であることに畏怖を抱いた私は
興奮も相まってゆるーいボートみたいな乗り物に乗っただけで軽く酔ってしまい。

急激におとなしくなった私について
不審に思った友人へのうまいフォローも見つからず
自己嫌悪に陥り、むっつりしてしまう自分におたついて
絶滅寸前のネズミ。

いっそ同化するしかないと
ねずみの耳を装着してみたり
コーヒーを飲んだりするうちにようやく
平常心を取り戻し、まわりの先輩達(こども)を見渡せるようになりました。

昨日学んだことは以下の3つです。

1、自分のこどもはオトナになる前に連れてこなければいけない
2、体力、気力共に1週間前から無駄使いしてはいけない
3、くわず嫌いはいけない

初心を忘れないよう、ストラップにねずみの偶像をつけました。

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