イスラエルいきたい
どうもわたしは
おっさんとか、石油とかいう言葉に弱いので
「迷子の警察音楽隊」
=ええ年したアラブのおっさんたちがイスラエルのど真ん中で、迷子になるという映画
と聞いたときに、胸がキューンとしてしまって、やっと京都で公開されることになったので、とんでいきました。
物語は唐突に、迷子になったところからはじまって、おいおいそれまでの過程とかなしでこれから2時間くらい迷子になりっぱなしを描くんかいと心配になりましたが、実際に、迷子になりっぱなしでした。
迷子というかっこわるさに、テンションダダ下がりで、お世話になる人とかへの気遣いとか心くばりとかいっさいなく、陰気で暗い人々。
希望のかけらみたいながきらっと光る気もするんだけど、それも気のせいみたいな一夜で、難解なフランス映画に匹敵する不思議な映画でした。
文化の違いを感じました。
たぶん制作費20万円もかかかってないと思います。
もっと驚くのは、公式サイトでストーリーがラストにわたるまで詳細に紹介されていること。
ネタバレというか、そんなんおかまいなしです。
見終わったあとはくすぶった煙草のようなぶすぶすした気分でしたが、1日おくと、なんだかもう一回みたいような気もしてきました。
イスラエル、注目です。