弁当にまつわるエトセトラ

土曜日のイベント(仕事)で、スタッフの「お弁当係」をまかされることになり、テンションがあがっている。
今日は、会場の下見に行ってさらに近所の弁当屋をリサーチし、メニューもちゃんともらってきた。

劇団時代も「弁当係」だった、なつかしい。
本番までの一週間は、朝から晩まで完全拘束される。何と、大学の授業にも出てはいけない。(これでみんなよく語学を落とす。)時間がないので、お昼はまとめて注文をとる。その注文をとる係だった。19歳になるまでわたしは「ほか弁」というものを経験したことがなかったので何から何まで新鮮で、弁当箱のポリ容器の蓋さえも光ってみえた。
大好きだった「とり弁当」の写真をみると、未だにうっとりする。

本番の日に限って気合い入れて「からあげスペシャル」を頼む人や、本番前は緊張で食欲がなくなるから「のり弁当」の人や、気分に関係なく前もってたてていた1週間の献立計画を着々と全うする人、何が何でも毎日「チキン南蛮」の人と、それぞれの劇団員の性格が如実に反映されており、じつに興味深かった。

さて、うちの部の部長はお昼ご飯を食べに行こう、となったときにとりあえず
「何食いたい?」
と聞いてくれるのだが
何を言っても「昨日の夜もカレーやった」「中華は胃にもたれそうや」「遠い、そこは」などと文句をつけて結局いつも同じそば屋か定食屋になる。そこに行きたかったんちゃうんか!と言いたくなるが、なんかもうお約束なんで放っておく。

そういえば、会社の近くにパチンコ屋か風俗だとばかり思って通り過ぎていた店がよく見ると定食屋だったことに驚いた。「ほっかほっか堂」という気が抜けるような名前で、ピンクと白のネオンが巨大な看板のまわりにちかちかしている。もっと驚いたことに、中で出されているメニューは隣の「ほっかほっか亭」の「具」である。なんだかちと違法っぽい感じがするが、まあ、難波なんで、治外法権?夜は、4人で飲んで、4000円でおつりがくる値段にも驚き!おかずにかかっているラップを自分ではずさないといけないのも驚き!!!

とりとめがなくなってまいりました。

要するに、部長が「本番」に何を頼むか、ということを現在、隣の先輩と賭けています。
わたしは「季節限定 炊きこみご飯入り ザ・幕の内弁当」だと思う。
先輩は「数量限定 月見マーボなす丼」。

「限定」という言葉に弱いのではないか・・・というのが二人の推測です。