本。本。本だらけ〜。

東京国際ブックフェア(@東京ビッグサイト) というイベントに行ってきました。出版をとりまく業界の、万博というか祭りというか。「うちの会社はこんな本だしてますねん」とか「うちの会社はこんなすごい技術がありまっせ」とかを思い思いにPRするブースが約300社。もちろん、外国からの出展もたくさん。イランの人はブースで焼きそば食ってました。

本を買うこともできて、出版社の直販になるのでたいていの本が2割以上引き。閉館まぎわになって
「さあさあ、今からBOAOが100円!」とか
「安いよ、安いよ〜」
とかいう本のたたき売りがはじまりました。きっと持って帰るのめんどくさいからだと思うけどさながら魚屋の雰囲気で本が売られていくのに強い違和感を覚えました。欲しいとは一言も言ってないのに「どうぞ!さしあげます」とか言って韓流雑誌を押しつけられたり。もしも再販制が崩壊したら書店員もこんな威勢がよくなるんでしょうか。

「タイムサービス 5時から  ゲーテ 半額」とか?
石田衣良 先着20人 150円均一(ご家族につき一つとさせていただきます)」とか?

それにしても世の中には数えきれないほど本があって、そのたいていをわたしたちは知らずに過ごしています。なんか惜しいなあ、桂三枝が絵本を出していたなんて知ってました?メガストアの書店員の趣味に踊らされてはいけません。

今日一番強烈だったのは「お風呂で読める本シリーズ」を出している会社の社長さんの名刺の裏が、自分の娘(20歳くらい)が風呂に入ってその本を読んでいる写真であることを自慢されたことでした。