五反田団

五反田団が京都にきました。五反田団とは平田オリザ率いる演劇集団「青年団」の一部有志(若手?)による集団です。主に五反田で活動してるらしいです。
チラシは金をかけてないのが一発でわかる手書きによるもの。しかしその字の下手さには誰もが一瞬目を奪われる、むしろ芸術というかオーガニックというか。とにかくすごい印象的!「いやむしろわすれて草」という芝居のタイトルにも魅かれました。東京では確か半年ほど前に上演されてたやつと思う。
役者はみんなとても器用で、どれくらい器用かというと、いわさきちひろは生後3ヶ月と4ヶ月を描き分けられる画家と言われていますが(そうだっけ?)、それに似た感じです。
なんてことはない、病気がちな一人を囲む4人姉妹の十年間が描かれている。でもぎゅうっと暴力的な出来事が彼女たちの周りにはあふれていて、それに普通に普通にまきこまれている、泣いたり笑ったりする悲喜こもごも。
西加奈子さんの「さくら」という小説に似ています。こういうの、大好きです。