NY公演見逃した方、岡山へ!

先日、燐光群「屋根裏」観に行きました。これ読売演劇大賞とってたんですね。
坂手洋二さんの芝居は、自身の社会的な思想を舞台が役者が媒介し、とても強く感染することがあるので、私はけっこう観に行くのにいつもエネルギーを使う。
例えば私にはそこまで強く反戦!とか今の世の中はおかしい!いう意識はないんだけれども、この人の書く「世界」に強く惹かれることがある。
20xx年、コピー商品も出回るほど「屋根裏」という名の小さなシェルターがバカ売れ。何らかのインスピレーションを受けた人が引きこもりあるいは、不登校、監禁、セックス、自殺をするための場所として買い求める。引きこもってしまった人達、周りのそれぞれを切り取った物語。
情緒的なところを削ぎ落とし、ぽつんとある事実がつきつけられる。そこでわたしはいつもウッとなってしまう。

本当に小さな屋根裏のセットの中(定員2名)で全てが行われるので皆、首がいつも45°に曲がってて苦しそうだった。ちなみに役者さんにはあまり好きな人がいない。多分皆B型なんでしょうね。かっこよかったのはブリッジで堂々と「蛍の光」を流していたこと。生活協同組合の閉店の音楽ですね。