プレゼントforユー

従姉妹の結婚式に出る。バイト経験があり、これまでものすごい数の披露宴をみてきたが、冒頭の祝辞であんなに喋るじじいをみたのは初めてだった。話は戦前から始まり、ありがたい教訓かな、と思ったが単なる自分の苦労話。太平洋激戦の様子を暴言暴句並べ立てながらことこまかに話し出し、さすがにおかしいと回りも気づき始め、妻がボード(どこにあったのか)に「STOP」などと書いていたが、伝わらず。延々35分話し続け、新婦とのかかわりを最後1分ほど話し、堂々と着席。一同唖然。
しかし、ありったけのほほんとした新郎新婦は二人ともにこにこしており、私はそちらの方に驚愕した。

カラオケ、というのもどうかと思う。一人で微妙なラブソングを悦に入って歌う奴。(そういう奴に限って声の伸びがよかったりする)
「お歌のプレゼント」と司会者は言うが、どうもうまく贈り損ねている人が多い。歌詞の主語から言って新郎が歌うならわかるけれども、、、一度など、「別れても好きな人」を熱唱した人がおり、一同般若顔になった。
百歩譲って「乾杯」でいい。乾杯。彼らのために歌う「乾杯」は一度きりなんだから。ね?いいこと言った。

贅沢言うなら、自分の結婚式では客に書き下ろしの一幕芝居や落語、コント、映画などを発表してほしい。観客評価でグランプリを決め、ベネチアやカンヌばりの賞を。優勝賞品はもちろん私たち二人がディズニーランドあたりで撮った写真がプリントされた絵皿などである。

え、死ねって?ちなみに今日ブーケあたっちゃいました。