NとOのカンケイ

おトモダチの写真展にいく。中学時代からのつきあいだが、実のところここ数年会っていなかった。ただ、なんか昔から自分のことを知られているしカッコのつけようがなく、お互いいろいろ見抜いているので、「会う」ということが、いわゆる、自然だった。
仲良くなったきっかけを考えてみる。中学の名簿順だ。
西洋かぶれの我が中学は、なぜか「名簿」というのがアルファベット順で、並んでいた。私はN。彼女はO。彼女は私の次だったのだね。普通では考えられない並びだし、そもそもOさんたる人間に名簿順で勝(?)ったことがなかったため、当時の私は少し面映い気持ちだったのを覚えている。
その彼女が、写真展を開く、とゆう。

ほう写真。

高校では美術・音楽は選択科目となっており、彼女は歌がうまく、絵がだめなので音楽。(私は歌もうまいし、絵も得意だったが、教師の顔が好みだった為、不倫を企み、美術を選択した。)
だから、彼女が写真、というのは寝耳に水なわけです。しかも今回の個展のモデルはその高校時代の恩師。もちろん私も知っている男。
聖書、という科目を教える傍ら、音楽をやっており、授業は説教かアコギでライブどちらか。なかなかアツいお方でした。
「男女交際をしているのか」と父親のような野暮な質問をしてしまったが答えは「NO」。分かる人には写真を見ればそんな目で撮ってるか撮ってないか一目瞭然なのだろうが、美術を選択していた私ですが、残念ながら能無だったようです。ごめんちゃい。だから不倫に発展しなかったんだね!