ゲレンデも二度目なら

寒いのが苦手です。スポーツも苦手です。だからウィンタースポーツなどもってのほかです。そんなわたしが、かくかくしかじかで岐阜です。スノーボードです。

そもそも私の苦手意識は15歳時に学校から強制連行させられたスキー合宿で、プロも真っ青の猛吹雪の中置いて行かれそうになってパニックになった、というトラウマが起因しています。当時を振り返るなつかしい青の蛍光色で描かれたカメ(亀)が飛び散っている柄のスキーウェアでゲレンデに出ようとすると友人に激しく止められました。仕方なく、レンタルしました。最近のウェアは地味で、驚きました。

レミオロメンの「粉雪」が大音量で鳴りひびく中、「ヒザが外れる、はずれる!」と大騒ぎしながら初心者講習を受けまして、突然リフトに乗ってみました。とても「初心者コース」とは思えない傾斜が眼下に広がっており、初めて原田はすごい、と尊敬しました。

不思議なもので、5mほどコケずに滑れる(ずり落ちる)ようになると、さらなる落下意欲が沸いてくるもので、汗だくになりながら、取り付かれたように連続で3回ほど同じコースを落下してみました。これでわたしも立派なボーダーと言えるのではないでしょうか。

それにしても、ボーダーたちはなぜかみんなヤンキーちっく。ヤンキーだからボーダーなのか、ボードだからヤンキーなのかという議論などが白熱しました。曲が、リクエストできるようだったので友人がGAOの「サヨナラ」やTUBEの「夏が来る」、チャゲ&飛鳥の「SAY YES」、北島三郎の「祭」など奮って記入していましたが、結局一度も流れませんでした。でもゲレンデだからって「粉雪」を流しゃあいいってもんじゃないと思います。テンションがあがる曲は人それぞれ。そのあたりもフリースタイルでいってもらいたいものです。