バルカーロ・ラ・ランテルナ

それにしても、もう少しふと口をついでるような名前にすればよいのに、と思う堂島のイタリア料理店「アンティカ・ロカンダ・ラ・ランテルナ」。シェフはウィンクをしてきたり、エスコートしてくれたり、にこやかに話し掛けてくれたりクリスマスには踊ったりしてくれるまさに陽気なイタリア人という感じ。

今日、門戸厄神に降り立ちふらと入ったイタ飯屋はBGMと同じ曲をボーカルより大きな声で歌う、しかもたまに間違うが悪びれない、これまた「陽気!お茶目!」という言葉がぴったりのイタリア人がシェフでした。

売りはピザだがパスタはイマイチ、というところに何かひっかかりを感じ、帰り際ふとショップカードを見るとなんと・・・姉妹店。内装もメニューも個性的で手作り、コジンマリデスガとうとうニホンデ開店サセマシタ、マンマ、ミーア!って感じなのに

「チェーン店」

であったショックは大きく、経済大国日本の罠に嵌った気がした。

このフランチャイズ店長オーディションというのが開催されたとして、この二人が選抜されたのは納得。「『日本人の想像するところのイタリア男性』でヨロシコ」、みたいなお題。寸分違わずパーフェクトに演じた彼ら。

「マルコはドウジマね」
フランチェスカはモンドヤクジーン」
「グラッツィエ!デモ、モンドヤクジーンってドコデスカー?」

というのが多分発表の瞬間。

絶対マイカル茨木にも確かめに行きます。