北の0年
自称サユリストの母親と北の零年、観に行きました。涙腺がゆるい彼女は、予告編の「きみに読む物語」の段階でもう鼻をすすっており、「まだ本編ちゃうで」と諭すハメに。
渡辺謙が最低な役、豊川悦司がヒーローの役だったので驚き。トヨエツは、さゆりがピンチになったときにいつでもどこからともなくスチャッ!と現れて、アンニュイーな表情で去って行く、まさに少女漫画の皇子様でした。
私的に内容を一言でまとめると「馬をめぐる男女の泥沼!」ってとこでしょうか。やはり日本のものは韓国映画よりも数倍脚本にひねりが効いていて、最後まで目が離せない展開にもってくのがうまい。ひねるひねる。「ちょっくら行ってくるで」と言ったまま戻ってこなかった謙さまの横行にはアングリです。
うーんブームに乗って韓国もの、何本か観たけど「何か違う」という違和感をハッピーエンドのめでたさでぶっとばされていた自分がおりましたなあ。
それにしても「北の零年」は英訳すると「year one in the north」(パンフ)になるのだなあ。「1年目」ってけっこう冷静な判断やな、とか思いつつ放心状態の母親を引きずって帰ってきました。
今から24みよっと